【アイモバリアルグルメツアー】七尾/中能登/能登島エリアの伝統の名産物このわたを肴にして酒を飲む

こんにちは。北陸の食パンです。

すでに、今月よりインフルエンザが発生しているようで、一部学級閉鎖にまで発展しているそうです。閲覧されている皆様各位においてはどうぞお気を付けください。

さて、今回は「アイモバリアルグルメツアー」第拾伍弾の記事をお送りします。内容ですけれども、七尾/中能登/能登島エリアの「このわた」を食べてみたいと思います。

最近、話題ないときはブログ書かないことも多いので、茶濁しで書いたなんて言えない

それでは、早速本題に入りましょう。

アイモバにおける七尾/中能登/能登島エリアのこのわたの説明文は「三大珍味のひとつといわれるこのわた。ナマコの腸の塩辛です。体力が少し回復します。」と書いてありました。

2013年8月に現地制覇したものの、あくまでエリア制覇することが目的だったため、「このわた」を食べることすらできませんでした。

その後、2014年7月にも和倉温泉に立ち寄ったものの、もろもろの都合でこのわたを手に入れるのを断念しました。

しかし、このこのわたについてはツイートしてませんでしたね。ということで、もし、ツイートしてたら、おそらくこういうツイートをしていただろうという文章を即興で書いてみました。

「第●●回目は七尾/中能登/能登島エリアのこのわた。このわたとは、ナマコの内臓の塩辛のことをいい、能登の名産物として奈良時代ごろから作られ、歴代の政府の貢物として献上された歴史があります。酒肴としても酢の物としても美味な逸品です。」

たぶん、これでimas505iタグ・アイモバリアルグルメツアータグ、画像を添えればほぼ140文字になるんじゃないですかね。きっと。(なお、アイモバ稼働していた当時の基準なので、いまだとそれよりもっと書けるはずです)

いつも通りのお約束ですけれども、このブログにおけるリアルグルメツアーの紹介順は相変わらずランダムなので、そこのところはよろしくです。

さて、能登の名産珍味のこのわたはどんな御味なのか、いただいてみることにしましょう。

このわたもアイモバやって知ったとか言えない

(取材したのは2015年11月です)


2013年8月に現地制覇したものの、あくまでエリア制覇することが目的だったため、「このわた」を食べることすらできませんでした。

その後、2014年7月にも和倉温泉に立ち寄ったものの、もろもろの都合でこのわたを手に入れるのを断念しました。

そして、3度目の七尾/中能登/能登島エリア訪問は2015年11月のこと。わいにとって最後のアイモバ大遠征でございました。このときに、アイモバリアルグルメツアー取材の一環として、このわたを入手してまいりました。

(当時の動向については、こちらも合わせてご覧ください。)

このわたは漢字で表記すると「海鼠腸」と書きます。すなわち、ナマコの腸の塩辛です。(さっきも書いたけど、もう一度書きました)

寒中に製した、また腸の長いものが良品であるとされており、特に良品を生産するにふさわしいのがこの能登のこのわたといえるでしょう。(このわたの産地として、能登の他に伊勢湾・三河湾も産地としては有名。ここ最近では瀬戸内海ほかでもつくられているそう)

このわたの語源は、こ(海鼠。ナマコという意味) + の(助詞) + わた(腸。内臓という意味)だそうで、ある意味足してそのまま単語になっちゃったっていう感じです。

ちなみに、このわたはウニ、からすみ(ボラの卵巣)と並んで日本三大珍味の一つに数えられるそう。

というわけでこのわたです。瓶に入ってます。

現地の「なまこや」というところで買ってまいりました。(当時、日没後閉店間際に買いに行ったがために、店舗の外観写真とか撮れませんでした。また再訪することがあれば撮ってまいります)

左の瓶と右の瓶の中身は全く一緒です。(内容量が違うだけ)

今回は酒の肴として食べるのが目的なので、瓶詰めのものを買いましたが、通な方は昔ながらの青竹の筒に入ったものを買うことが多いそうです。

このわたの原料となるナマコには、「アオナマコ」・「クロナマコ」・「アカナマコ」(この3つはマナマコの体色を指す便宜上の種類わけで記載している)があり、特に「アカナマコ」が味が良いとされています。ナマコの色ですが、生息場所の違いで分けられており、赤ナマコは岩礁地帯に住み、青ナマコは砂地の海底に生息しているそうです。(「アオナマコ」が黒っぽい色をしているものを俗称で「クロナマコ」というそう。なお、沖縄より南の海には「クロナマコ」というクロナマコ科に属するナマコが生息している。)

よって、このわたを製造する場合には、体色が赤っぽい「アカナマコ」が重宝がられるらしい。

このわたを買った時についてきたしおりの表紙面がこちら。

そこには、「日本酒の最上の肴として、古くは、奈良の都、平城宮へ庸として献上された」と書いてあります。庸とは、律令制時代の税制度である「租庸調」の一つで、本来の庸は「京へ上って労役が課せられる」ものであったが、その代納物として布・米・塩などを京へ納入したものを庸と指すようになったそうである。

史料として、このわたが登場するのは平安時代であるが、実際はそれ以前から生産されていたようである。当時の中央政府が能登国のみに課した貢納物の中に、熬海鼠に加えて「海鼠腸」が挙げられていたそうである。

以後、室町~戦国時代には、能登の守護職を務めた畠山氏が、特産の水産物としてこのわたを納め、「海鼠腸桶」を足利将軍家や公卿・有力寺社などへ贈呈したそう。また、江戸時代は加賀百万石で有名な前田家が能登の名産品として、このわたを将軍家に献上したとのこと。

なお、前田家支配下時代において、能登のこのわたの生産は限られた場所(七尾市石崎町と鳳珠郡穴水町中居)でしか生産されなかった。この時の名残が現在においても続いている。

ちなみに、このわたは冷凍ものなので冷凍庫に保存する必要がある。よって、解凍し始めたら早めに食さなければならない。(再冷凍・再解凍は可能だが風味が失われるのでお勧めはしない)

さて、ここでこのわたの製造方法を以下に紹介したいと思う。

  1. ナマコの体内を浄化するため、作業場近くの海に設けた生け簀で二日ほど放置する。
  2. 腸管内部の餌の残渣や糞がある程度排泄されたころをみはからい、腹側の口に近い部分を小刀で5~6cmほど裂き、逆さにして内部の体腔液を抜きつつ、切り口から指を入れて内臓を引き出す。もしくは、脱腸器で内臓を抜き取る。
  3. 抜き出した内蔵は、指先でしごいて内部に残った砂を絞り出し、腸管・呼吸樹(「海鼠腸の二番」と称される)・生殖巣の三部位と、砂(砂泥)とに分別される。
  4. 解体と分別作業とが終わると、小盥に分けた内臓を海水でよく洗い、ザルに取って水気をきってから一升舛で量り、別の盥に入れて重量比で1割強(体積比では、内臓1升に対して2~3合)の食塩を加えて混ぜ合わせ、桶または壺に貯蔵する。
  5. 2〜3日で塩漬けが完了して食用可能な状態となるため、箸などを用いて出荷用の容器へと取り分ける。

のだそう。

多量の水分を含み、軟らかい紐状をなすこのわたの流通用容器としては、ガラス瓶・竹筒・桶の3種類がある。(さきほど紹介したなまこやのこのわたについては、ガラス瓶・竹筒が主に使われている)

ところで、しおりの中身を写した写真がこちら。

ナマコは解体と分別作業の段階で、

  • 内臓を抜いたナマコは生食用または熬海鼠(いりこ:煮干し品)となる。(ナマコの生態的に内臓が抜かれたら直ちに死ぬわけではない)
  • 腸は、今回紹介したこのわたとなる。
  • 生殖巣(卵巣のこと)は、くちことなる。

といった具合に、ナマコ一つで食用にできるものがいろいろと生み出されている。いわば捨て所が少ないともいえる。

ちなみに、くちこはなまこの生殖巣で、軽く塩をして塩辛にした生くちこ、干して乾物にした干しくちこの2種類がある。くちこに関しては能登でしか生産されていない。

なお、くちこは使われている部位の都合上、このわたよりも高い値段で売られている。

今回は、アイモバリアルグルメツアーの取材の都合上くちこは食せなかったが、次回能登に行った際は購入して食してみたいところである。

それでは、実際にこのわたを食したときの写真がこちら。せっかくなので、普段使わない食器を使ってみた。

これは、このわたを食器に入れて、箸でこのわた1本を掴みながら撮った写真である。ちなみに、このわた自体、内容量がもともと少ないので、箸で大量に掴むとあっという間になくなってしまう。なので、日本酒の肴としてよく味わって食べることにした。

しかしまあ、写真に撮ったはいいけど、受けはよくなさそう。ウニやからすみに比べると存在感薄いうえに、食ったーってわざわざ言うほどのものではないのかもしれない。けどね。ほんまにおいしいんですって。

まあ、見た目茶色いしヌメヌメしてるから見るだけで食いたくないと思う人もいるだろうが、わいはこういうものを死ぬまでには一度食べてもいいのではないかと思う。

さて、容器から食器に移し替えた瞬間漂う磯の香り(アイマスでたとえるならまさに「磯くせえー」ってやつです)。それから、このわたを口にしたときも磯の香りが広がるのを感じましたね。腸ということで細長い関係上若干すすりながら食べることになりますが、すすった後によく噛んで食べるとなおいいと思います。口にすると意外と粘り気もあって侮れません。

普通に売ってるスーパーの塩辛に比べておいしさが段違いでしたね。当たり前ですけど。なお、塩気が少々強いので、飲んでいた日本酒がどんどん進みました。なお、このとき飲んでた日本酒が実は肉と相性がよかったなんていえない。

これは、酒の肴として最高のぜいたく品ですね。また、食べたいものです。

ちなみにこのわたのそのほかの食べ方として・・・

  • 三杯酢に浸して酢の物に
  • このわたに熱燗の酒を注いでこのわた酒に
  • このわたをまな板の上で庖丁で叩いてから椀に入れ、ごく薄味に仕立てた汁を注いでこのわた汁に

といった具合にいろいろな食べ方があるそうですので、余裕があればお試しください。


ということで、アイモバリアルグルメツアー第拾伍回目、七尾/中能登/能登島エリアの「このわた」のレポートをお伝えしました。

ちなみに、わいはナマコの刺身も好き(歯ごたえがあるのが最高)なので、ナマコ様様でございます。あとは、くちこを経験すればいいですかね。くちこ食べたときはこの記事に追記したいと思います。

さて、次回のアイモバリアルグルメツアーはお隣の高岡/氷見/射水エリアのアイテムを取り上げたいと思います。あまり過度な期待はなさらずにお待ちくださいね。


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