【船旅のすすめ】東海汽船橘丸で行く三八エリアの旅(その壱)

こんにちは。北陸の食パンです。

今回は船旅のすすめ第弐弾ということで、東海汽船の橘丸を紹介したいと思います。

これが橘丸です。2014年6月に就航した東海汽船で一番新しい大型客船で、橘丸としては歴代3代目の船です。東海汽船の名誉船長であった柳原良平氏(2015年8月逝去)の意匠を体現しており、塗装に関しても以前の橘丸で使用されていたイエローオーカー色を基調に、オリーブ色を配した斬新なカラーリングを採用しております。

橘丸は三八航路(東京〜三宅島・御蔵島・八丈島航路)就航しており、船の設計に関しても就航航路に特化した設計となっております。東海汽船のフラッグシップとして日々、東京~八丈島間を毎日往復しております。

橘丸は「客貨船」に分類されており、旅客輸送のほか、貨物輸送もできる船になっております。この橘丸においても伊豆諸島各島における貨物輸送のライフラインとして機能しているぐらい重要な役割を果たしています。橘丸における貨物輸送はコンテナに入る貨物が主流となっております。貨物の揚げおろしは船首部分にあるデリック(クレーンのような機械)を用いて行っており、デリックの下部付近にある貨物倉にコ ンテナを収容できるようになっております。

また、橘丸は東海汽船に就航する船舶では初めてディーゼル機関と電動アジマススラスターを組み合わせた複合推進システムが採用されています。

本船は鉄道建設・運輸施設整備支援機構が建造促進する電気推進システムを用いたスーパーエコシップ旅客船(SES)であり、前述した内燃機関と電動機関の異なる動力源を搭載するタンデムハイブリッド方式推進システムを装備しており、旅客船としては初めてのスーパーエコシップとして登場しました。

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この地図は、橘丸の就航航路になります。先ほども申したとおり、先ほど申した通り三八航路に就航しており、東京竹芝桟橋から大島・利島・新島・式根島を経由し て神津島まで結ぶ航路になっております。なお、GWや夏の繁忙期については八丈島発上り便に限り大島を経由して東京に向かう形となっています。

かめりあ丸時代からスピードアップが図られたことで実現することとなり、大島ではジェットフォイルに接続するダイヤになっております。大島でジェットフォイルに乗りつぐことにより東京への到着時間がかなり早くなりました(ジェットフォイルは別途料金必要)。

詳しい航路図はこちらをご確認くださいね。

相変わらずこれについては手抜きのペイントクオリティでサーセンw


 

時刻については以下のとおりです。

【通常時における橘丸の時刻表】

(下り)<全期間共通。さるびあ丸での運航時も同じダイヤ>

東京 三宅島 御蔵島 八丈島
(着) 5:00 5:55 8:50
(発) 22:30 5:05 6:00

※海況模様ならびに天候状況により三宅島入出港地(錆ヶ浜港・三池港・伊ヶ谷港)ならびに八丈島入港地(底土港or八重根港)が当日決定します。

(上り)<さるびあ丸での運航時も同じダイヤ>

八丈島 御蔵島 三宅島 東京
(着) 12:30 13:30 19:50
(発) 9:40 12:35 13:40

※本稿で記載のダイヤは冬季ダイヤ。それ以外の季節は三宅島5分繰り上げ発着(13:25着・13:35発)、東京10分繰り上げ到着(19:40着)

※海況模様ならびに天候状況により八丈島発港地(底土港or八重根港)ならびに三宅島入出港地(錆ヶ浜港・三池港・伊ヶ谷港)が当日決定します。

【大島寄港時における橘丸の上り便時刻表】

八丈島 御蔵島 三宅島 大島 東京
(着) 12:30 13:25 16:10 20:45
(発) 9:40 12:35 13:35 16:20

※主にGW期間および7~9月の夏季期間はこのダイヤで運航。

運賃については、毎月変動しますので東海汽船HPにてご確認ください。

ちなみに三八航路は航路の特性上、海況模様が悪い場合は欠航になるほか、ダイヤが大幅に乱れることがありますので、悪しからず。


 

さて、次に橘丸の風景をごらんいただきましょう。

乗船口(4甲板)には特製の足ふきマットが乗船客をお出迎えしております。

4甲板左舷側に案内所が設置されています。案内所左横には両替機・公衆電話(衛星式)が設置されております。案内所右横には上級席への切り替えができる乗船券切替所があります。

なお、普段の平日の八丈島発東京行に限り、一部時間帯において案内所業務を行っていない時間がありますのでご注意ください。

案内所の片隅に東海汽船の影のキャラクターである「猫船長」が鎮座しています。猫船長の近くにスタンプとスタンプ用紙が設置されています。スタンプのデザインは乗船してからのお楽しみw

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橘丸には東海汽船の大型客船初のエレベーターが設置されております。3甲板~6甲板の間を行き来できます。なお、揺れによる緊急停止防止のため、東京湾外では基本的に稼働停止していることが多いようです。

4甲板エレベーター左横にはキャプテン橘が描かれているディスプレイ窓があります。

4甲板エレベーター右横には故柳原良平氏のサインと自画像イラスト(?)が描かれているディスプレイ窓があります。

ほかにも特等船室を含めた船内各所に故柳原良平氏が描かれた絵が展示されております。

「アンクルトリス」の人形っぽい何かが飾られているディスプレイ窓です。これらの正体ですが、実は爪楊枝入れだそうです。これらはいったいどうやって集めてきたんでしょうね?

ヤフオクでも「アンクルトリス」爪楊枝入れは比較的そこそこの値段で取引されているようで、「アンクルトリス」の人気の高さがうかがえます。

中年世代以上の方ならおなじみの「アンクルトリス」が描かれたグラスが並んだディスプレイ窓もあります。

これらのグラスに描かれているアンクルトリスは歴史上の人物を模して描かれているようで、たとえば、上の写真の左上は「西郷隆盛」をイメージして描かれているようです。

「アンクルトリス」グッズのディスプレイ窓がどこにあるか、橘丸に乗ってみたときに確認してみてくださいね。なお、わいは答えを知っていますが、お教えできませんw なお、これらの「アンクルトリス」グッズは東海汽船での発売はしておりませんので、悪しからず。ほしい方はヤフオクとかアンティークショップなどで手に入れましょう

5甲板の外部デッキです。後側に1人かけ椅子5脚とテーブルのセットが8か所、合計40人が座れるスペースが設置されています。外部デッキ前側にはペットルームの入口と喫煙ルームの入口があります。潮高などの影響で稀に外部デッキからの上下船になることがあります。なお、悪天候時(強風・降雨・波浪時)は閉鎖されることがあります。

6甲板の外部デッキです。真ん中に大きな煙突があります。ここから東京湾の夜景と雄大な海の景色や島の景色がご覧頂けます。なお、悪天候時(強風・降雨・波浪時)は閉鎖されることがありますので、その際は悪しからず。そのほか、煙突から出る煤が多く出る場合も閉鎖されることがあります(構造上の都合で煤が降りかかるため)。

ちなみに、橘丸の外部デッキ・甲板は全面禁煙です。喫煙ルームで煙草を吸ってください。

5~6甲板の階段の向かい側には大きく描かれたキャプテン橘のエンブレムと大きな鏡があります。また、大きな鏡の真ん中を橘丸のコーポレートカラーが描かれた帯が横切っています。

6甲板に上がる階段部分が少し歪んでいるように見えますが、あくまでデザインの一種のようです。

3・4甲板は後ろ側に客室があり、メイン階段から客室まではこんな感じの通路になっております。通路には男女別化粧室、エレベーター裏に自販機コーナー、手荷物置き場(4甲板3か所、3甲板2か所)、男女別シャワールーム(3甲板)、キッズルーム(3甲板)、メイクルーム(3甲板)・授乳室(3甲板)があります。

こちらがかつての橘丸(2代目)のデザインです。橘丸のどこかにありますのでぜひ探してみてはいかがでしょうか? なお、わいは答えを知ってますが、あえて答えは語らないようにしておきますw

さて、今回は船旅のすすめ第弐弾(その壱)ということで、東海汽船の橘丸の概要や船の風景をお伝えしました。

橘丸でいく伊豆諸島南部の旅。バードウォッチングや火山活動の爪痕が間近で見られる三宅島に行くのもよし、イルカウォッチングや島の大自然を堪能できる御蔵島に行くのもよし、東京都本土にほど近い場所で亜熱帯気候の雰囲気が楽しめる八丈島に行くのもよしといった具合に、東京本土では味わえない風景が伊豆諸島で味わえます。伊豆諸島各地にお越しになる際は、ぜひ橘丸に乗ってよい船旅を!

続編として次は橘丸の船内・船室にスポットを当てて記事を書いていきたいと思います。


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